何をするにも強い理念を!

青年の家問題について。知らない方のために概略を説明します。私が現役議員のころの話なので5年くらい前の話です。青年の家は長年県営の施設でした。土地は松川町のものです。長年多くの人たちに利用されてきましたが、役目を終えたのでしょう。県は運営をやめることにしました。



県は松川町に聞いてきました。「県のお金で取り壊して更地にする予定だ」。「もし、松川町があの建物ほしいならあげる」。「取り壊し費用として確保していた予算XX億円もあげる」。この話を聞いて、町や議会、地元はどうしようかと考えました。長い時間をかけて議論しました。更地案は何も残りません。



広々とした町有の空き地ができるだけです。県からお金ももらえません。建物をもらう案は、その後の活用方法が問題です。閑古鳥が鳴く施設は維持費ばかりたれ流します。町や議会、地元などが散々考えた末「建物をもらう」案でまとまりました。一生懸命知恵をしぼって活用案を考えよう、ということです。



方向性が出たので、町は必死にアイディアをしぼりました。議会からもかなりの数の活用案を提示しました。しかし当時の町長はどの案も決定打に欠けると判断したのでしょう。具体的な案は着手されませんでした。



1年半前に着任した新しい町長は「取り壊してもらう」派です。長年積み重ねてきた「建物をもらう」案を真っ向から否定して、自分の意見を主張しています。町長なのだから、そういう主張もアリだと思います。しかし条件があります。長年の議論を根底からひっくり返す主張なので、確固とした活用案を説明すべきです。



多くの住民がそのビジョンに納得できるような説明の責任があります。さて、今の町長は、そのような理念があっての「取り壊してもらう」派なのでしょうか?彼のビジョンは全く聞こえてきません。議会だって町長にそれなりの活用案があれば審議に応じるはずです。しかし町長は「取り壊す」一辺倒で、更地になった後の案は何も聞こえてきません。活用案がなければ議会は当然反発します。



不思議なことに町長は「議会が自分をいじめる」と地元で騒いでいるとかいないとか。「取り壊し」世論作りのためにある地域の住民を集めて自分に賛成してくれと懇願したとかしないとか。何をやっているんでしょうか?