公民館からの寄稿依頼、(質問1)「議員となり目指すもの、取り組みたいことを端的に3つ挙げよ」。挙げよと言う3つのうち、一つ目の私の回答は「本来の審理職務を全うする」です。詳しくは前回の投稿のとおりです。これに力の85%くらいを注ぐべきだと思っています。
残り15%のパワーしかありませんが、2つ目は「議会改革」だと思います。色々な意味で議会はもっと変わっていかなければなりません。他の市町村でも実施されている主要な議会改革を挙げてみます。
(1)議会そのもののあり方に関するもの
●夜間土日開催
●議員定数
●議員報酬
(2)議会の審理力を高めるもの
●予算決算常任委員会
●通年議会
●質問時間
(3)各議員の能力や質を高めるもの
●ICT活用
●視察
●政務活動費
(4)議会と住民の距離を縮めるもの
●広報
●広聴
●web活用
それぞれについてもう少し詳しく書きます。
「夜間土日開催」。議会にはさまざまな会議、会合があります。私の現役時代の実感としては年間100日くらい、週2日という感じです。議員ヒマな商売だ。3か月おきの定例会だけ出ればよい。そう思っている方も少なからずいるようですが、実は年間を通じて結構拘束?されます。
その会合のほとんどが平日の昼間に行われます。だからサラリーマンが兼業で議員になるのは現実的に困難です。議員に立候補するのは農林水産業者、自営業や中小企業の経営者、年金生活者などに限られているのが現実です。地方議員のなり手不足、担い手不足に拍車がかかるという状況です。
しかし現代社会では労働人口の85%がサラリーマンです。税金を払う85%のサラリーマン代表の議員はいない。でも税金の使い道を審理するのは農家、年金生活者、自営業者など。財政民主主義は名ばかりというこの状態は異常だと思います。
現役サラリーマンでも就任しやすい議会。平日昼間の会議ではなく、夜間や土日に開催。そうすることで議員のなり手不足解消や兼業の幅も広がります。
一方でデメリットもあります。「(1)終了時刻が気になって濃密な議論ができない」「(2)対応する町職員の夜間残業、休日出勤の負担」この2つが代表的なものです。
「濃密な議論」については、十分な準備があれば問題ないと思います。議案に対して各議員はしっかりと研究し、調査し、データを集め、問題点を整理する。こうして会議に臨めば問題ないはずです。なんの予習もせずに「議論」などできるのでしょうか?巷では「ダラダラ会議を引き締める」系の本が山のようあります。要は議員各個人の真剣さ、緊迫感が問われているだけかと思います。
「職員の過重労働」は確かに大きな問題です。しかし行政側にとって「議会で審理してもらい予算や条例を認めてほしい」という以上に重要な仕事ってあるんでしょうか?議会が夜間、休日に開催されるなら、その分しっかりと休日を取るべきです。
そうもいかないという言い訳。休みを取らせない職場環境の空気の悪さ。そういった労働問題の全責任は職場トップの町長にあります。要するに町長の裁量で何とでもなる問題です。いまの町長にそこまでの度量はあるのでしょうか?